大人=稼ぐ=作る|大人になるとは作る側になるということ
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最も簡単な子供と大人の線引きは、経済的に自立をするかどうかだと思う。
社会人という言葉がさす通り大人になると、社会に貢献する一部の人になる。
そしてそれは、商品・サービスを作ることを指す。
お金を稼げないとジ・エンド
この国は資本主義なので、資本を自分で作り出さなきゃいけない。
人として最低限度の生活が保障されているとはいえ、誰だって精神的も金銭的にも豊かになりたい。
精神的な豊かさはお金の上に成り立っているように思う。
「お金はすべてじゃない」けど「お金で助かる場面」は死ぬほどある。
すべての土台はお金なんだから、自立という言葉はニアイコールで経済的自立を指すのだと思う。
じゃあ、大人になるってとてもシンプルな話、自分で稼ぐことができるようになる状態のことを指すんじゃないか?
消費する側から作る側へ
お金の流れは大きく分ければ「使う」か「稼ぐ」かしかない。
子供は稼ぐことが難しいから、学校へ行き勉強する。
大学をでて就職すれば「使う」側だったのが「稼ぐ」側になる。
稼ぐために必要なのは商品・サービスを作ることしかない。
お弁当(商品)を作って売る。
マッサージ(サービス)を売る。
形あるものを売れば商品を売ることになるし、形ないものを売ればサービスを売っていることになる。
夏休み、一日中やっていたゲームをやっていたこと、
公園ので泥まみれになるまではしゃいだこと、
お人形さんでおままごとをしたこと、
僕たちを楽しませてくれたのは全部、大人がそれらを作ってくれたからだ。
食えるほど作ることの難しさ
商品・サービスを作って相手を楽しませることは難しい話じゃない。
気になる女の子から手作りのチョコをもらったら死ぬほど嬉しいし、
母親が作ったカレーライスはそこらのカレー屋さんのカレーより上手い。
じゃあ、それができれば食べていけるか?と言われたら全くそうじゃないから難しい。
僕はいま、カフェでミルクティーを飲みながらこの文章を打っているけど、ミルクティーもこのカフェ自体も誰が作ったのか知らない。
ただ、場所を提供してもらっているし、美味しいミルクティーに満足するからここに足を運んだし、その対価としてお金を払っている。
そして、そのお金はカフェを作った人の懐に入る。
大人になったら、見ず知らずの誰かまで商品を届けなきゃいけない。
たくさん稼ぐ人=お役立ち者?
僕は稼げるようになりたい。もちろん自分のために。
そんなこと言うと、とても自分中心な利己的な考えだと思われるだろう。
実際、そうだけど。。
世の中きれいに出来上がってるわけじゃないと思ってるけど、基本的には誰かを喜ばせることや・困りごとを解決するからお金が巡る。
それらは、0を10にする(喜ばせる)か、-10を0にする(困りごと解決する)かの違いだけで、要は役に立つことが重要。
誰かの役に立てる人が増えるのはいいことだ。
テレビが壊れたら直してくれるし、
美味しいご飯を作ってくれる。
そうやって、みんながみんな役に立つ存在だから、経済が回る。
稼ぎたい!は自己中な利己的な考えだけど、その中身はうって変わって「誰かの役に立ちたい!」ということ。
災害が起きたときにボランティアへ行く人のことを「偽善者」と呼ばれることがある。ひどい話や!!
「いい人に見られたい」という欲望のうえで誰かの役に立つ。
「偽善者」、最高じゃん。
KAT-TUNの田中聖さんが「やらない善より、やる偽善」という言葉を残したが、まさにその通りだと思う。
だから、僕はお金を稼ぎたいと堂々と言う。
お金持ちになりたい!って夢だれだって一度は抱くじゃん。