終末君に会えるなら、ぱらぱぱぱ

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会社を辞めた元理系大学院生ニートのぼやき

選択肢があるという不幸。幸せってどこにあるの?

「絶対貧困」という本にはこんなことが書いてあった。 

絶対貧困―世界リアル貧困学講義 (新潮文庫)

絶対貧困―世界リアル貧困学講義 (新潮文庫)

 

12億人(約5人に1人)

1日ドル以下で生活している人

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30億人(約2人に1人)

1日2ドル以下で生活している人

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8億4千万人(約8人に1人)

飢餓状態にあるか、不安定な食糧供給に依存している人

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8億4千万人(約8人に1人)

読み書きができない成人

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16億人(約4人に1人)

飲料用の水が利用できない人

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8億人(約8人に1人)

保険医療サービスを受けられない人

 

 

約2人に1人は一日2ドル(約200円)以下で生活をしている。

スラム街なんかでは、ゴミの中からお金に変わるものを一日中探しまわってやっと数十円というお金を手に入れるらしい。

日本に生まれてこの水準で生活している人はどれくらいいるでしょうか...。

僕は、新卒で入社した会社を8カ月で退職した。辞めた理由は、辞めた方が自分のためだと考えたから。もう会社辛すぎて、死にたい...といった理由ではなかった(自分のタメにならない無駄なことに時間を使っていて辛すぎた感覚はあったけど...)。

 

もちろん、親からは反対とか心配された。せっかく、大学まで行かせてやっと社会人になったのに「はやすぎる」と言われた。僕は人の親になったことがないから、わからないけど、まぁたぶん当然のリアクションだと思う。

 

まるで、数か月後にはお金が尽きて死んでしまうのではないか、と思われてんのかってくらいに心配された。親にとってはまだまだガキだから信頼されてなさすぎワロエナイでした。

 

自分にとって正解だと思う方向に進んでいても、他人からしたら不正解に見えているんだと思う。僕は僕なりに考えて進む方向を決めているのに、その一部を知っただけで、誰かに反対されてしまうんだよ。

日本は恵まれていて豊かな国なのに、自殺率が高いらしい。とても不思議だ、、。

ただ、じゃあスラム街に住む人たちって死にたいと思うときはあるのかな?と考えたときに「そりゃ、そんな過酷な状況にいたら死にたいと考えるでしょ」と思う。また、反対に「生きるのに必死なんだから、死にたいと考えるひまもないのでは?」とも思う。

 

仕事をしたくてもできない失業者の人は「働きたくても働けないなんてつらい、死にたい」と考えるかもしれないし「生きるために仕事を探しているんだから、死のうなんて考えない」と考えているかもしれない。

 

スラム街の人たち、失業者の人たちのように、生きることに必死で死ぬという選択肢がない不幸もある。

ただ、衣食住が自由で、職業選択の自由もあるような選択肢があるがゆえの不幸もあるのはたしかだ。

 

じゃあ、幸せってどこにあるんだろうね。

そんなことを考えていたらちょっとブルーな気持ちになっちゃいました。