終末君に会えるなら、ぱらぱぱぱ

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会社を辞めた元理系大学院生ニートのぼやき

自己啓発本を読んで変われるのは「素直・純粋」だからではないと断言する

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僕は自己啓発本を読んで明らかに人生が変わったけど、それは僕が「素直・純粋」だからではない。

自己啓発本が僕にくれたもの

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どれが「自己啓発本」でどれが「自己啓発本じゃない」の?と聞かれると、そのすみ分けはハッキリとしていない

自己啓発本」というのはつまるところ、「自己実現のために教えを説いてくれる本」のことだ。

「お金持ちになりたい」

「大きなことを成し遂げたい」

自己啓発本ではこういった、少し抽象的な自己実現のための知見を与えてくれる。

(「プログラマーになりたい」だったら自己啓発本ではなくプログラミングの参考書を買うよね)

 

日本で売られている自己啓発本は成功者自身の自叙伝であることが多い。

つまり「僕(私)はこうやって成功しました!」という自分の歩んできた歴史を公開してるということ。

それを読んだ人は「僕(私)にもできるかな?」と考えて、チャレンジしたり、しなかったり。

その本の通り実践して成功する人がほんの一握りなことは、自己啓発本が年間何百冊と出版されていることから明らかだ。

「これを読めば、みんなも成功できる!」みたいな本が1冊あるとしたら、それで十分だもん。

「素直・純粋」だけでは何も変わらない星

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僕は自己啓発本を読んで、以前の僕よりは行動に移す人間になった。

行動といっても中身はなんでもいい。初めて合コンに参加してみるといった些細なことでも、新しいことにチャレンジするでも、事業を始めてみるでも。

そうやっていろいろアクションを起こしていると周りからは「変わったね」と言われる。

理由をたずねられると僕は「読書をするようになったから」と答える。

すると「お前は純粋だからな」「素直だね」と言われるが、本当にそうだろうか?

 

世の中を変えるようなアイデアがあったとしても、それを実現するために行動しないと意味が全くない。

「携帯電話に、通話機能、チャット機能、音楽再生機能、ゲームなどのアプリケーションがすべて詰め込まれていたらいいなぁ...」と考えるだけではiPhoneはできない。

理想の恋人を見つけるのも、楽器が演奏できるようになるのも、すべては行動のうえに成り立っている。

 

「素直・純粋」な人間が自己啓発本を読むから、行動できるようになるかといえばそうじゃない。

人はアクションを起こした先にメリットがあるから行動できる。

めちゃくちゃ簡単な話、1億円が当たった宝くじを持っている人は、換金所に向かう。

好きな人が自分のことも好きだとわかったら告白する。

これらの行動は「素直・純粋」だからできたことか?

 

それと同じで自己啓発本を書いた著者が「こうやったら上手くいきますよー」「楽しい未来が待っていますよー」というメリットをしてくれるから、僕は行動する。

もちろん、すべての本に書いてあることに従うわけじゃない。

100個あるうちの1つを選択して、行動しているのだけれど、周りから見ればその「1」にしか着目しないから「素直・純粋」な人間だと判断する。

手垢がついた言葉「行動が大事!」

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「自分が変わるためには行動しかない」

自己啓発本に書かれていることの本質はこれだと思ってる。

 

マザーテレサはこんな言葉を残した。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

この記事を書くにあたって調べてみたんだけど、これマザーテレサの言葉じゃない説があるらしい。ガンジーが言ったとか、ブッダが言ったとか...。

もはやそんなことどうでもいい!

 

この言葉の冒頭にある、思考に気をつけさせてくれるのが自己啓発本だ。

運命が変わるまでの出発点にすぎない。

そしてその思考は、言葉を変え行動を変える。

行動しない人は序盤でつまづく、ということだ。

そしてこの「行動」という言葉には、ありとあらゆる弊害が潜んでいる。

周りからの目線、金銭的問題、面倒くささ、将来への不安、、

ここで多くの人がつまづくから「行動が大事!」という言葉は手垢が付くほど言われ続けている。

1万人にひとりの天才になるためには?

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マンガ「ドラゴン桜」を書いたことで有名な三田紀房さんの別のマンガに「インベスターZ」という本がある。

このマンガは中学生の主人公が投資をするストーリーとなっている。

そんなマンガの最終巻に天才のなり方が書いてあった。

100人が思いついたとしても行動するのは、その内のたった1人
そして、100人が行動できてもそれを続けられるのは、その内のたった1人
つまり、1万人のうち1人しかやり続ける人間はいない

行動する人も100人にひとりしかいない。

特定の分野で行動できるだけでもう100人にひとりの存在だし、それを継続することができれば1万人に1人の人間になれる。

継続は力なりだ。