終末君に会えるなら、ぱらぱぱぱ

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会社を辞めた元理系大学院生ニートのぼやき

「自分で人生を選択できる自由」という不自由

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「あんた、嫌なことから簡単に逃げる子だっけ?」

新卒で入社した会社を半年で辞めると決断したときに姉に言われた言葉。

数か月前に言われた言葉なのに未だに脳裏に焼き付いてる。

会社を辞めるという選択は、たしかに嫌なことから逃げる行為だけど、別に逃げることは悪いことじゃないでしょ?

そんなこと言ったら野球選手はサッカーからもバレーボールからもテニスからも逃げた人ともいえる。

何かを選択するってことは、同時に何かから逃げるってことだ。

 

僕は中学高校の学生時代は勉強を結構頑張ったほうだ。

その理由は「頑張れば大人が褒めてくれるから」「大人がやった方がいいと言うから」。

いま考えるとなんて他人に左右される動機なんだって、その不純さを過去の自分に教えてやりたい。

当然、そんな理由で勉強に取り組んだところで残ったのは「そこそこの学歴」だけだ。

あれだけ時間をかけたのに...??

いや、他にも自分の血肉となったものはあると思う。

でも、言語化できない。

それは、自分の意思のなさの証明だな。

 

何かを人のせいにするのは大嫌いだけど「大人の言われるままに頑張ったその先の甘い果実」なんてなかったよ、と言いたい...。

あれだけ「勉強しろ」と言った意味を問いたいところだけど「勉強はしといた方がいいから」という答えにもならない回答が返ってきそうで聞くのも怖い。

会社を辞める僕を責める「大人」がいるけど、人に言われるがままに頑張ることの無意味さを教えてくれたのは、あなた達「大人」だよ。

盛大なブーメランかましてんなぁ。

 

(海外のことは知らんけど)今の日本は幸せいっぱいすぎる。

何でも自由だ。「職業」も「住む場所」も「食べ物」も「結婚する相手」も。

全て自由なはずなのに「会社には3年はいるべき」とか「結婚はするもの」っていう選択を決めつけるような不自由な考えが世の中にはあるように思う。

何か人と違うことをする人をみると「あの人は特別」「そうやっていられるのも今だけ」って自分の価値観が正しいことを自分に押し付ける。

「みんなちがって、みんないい」だろ!

誰一人として自分と全く同じ人間なんていない。

みんなちがうのなんて、当たり前なんだから「あなたの中の常識」を押し付けるのはやめてよ。

 

僕の中で生きる意味って楽しむことしかないと思ってる。

意義とか使命とかそんなものはなくて、ただただ産まれては死ぬを永遠に繰り返してるだけ。

だったら死ぬときに「人生ってめっちゃおもしろいじゃん!もう一回生まれ変わりたい!」と思えたら最高だよねって思う。

そう考えてからは生きるのがちょっとだけ楽になった気がする。

何か選択を迫られたら「楽しそうな道」「わくわくする道」を選べばいいだけだ。

そうやってこれからも自分の道は自分で選んでいこうと思う。