終末君に会えるなら、ぱらぱぱぱ

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会社を辞めた元理系大学院生ニートのぼやき

"院生"におすすめの小説

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最近読んだ小説が面白かったので紹介!!!

しかも、"大学院生"におすすめ。

ちなみに僕は"元理系大学院生"です。

 

その小説が「喜嶋先生の静かな世界」という小説。

 ページ数は400ページ。

 

あらすじ

物語の主人公は橋場君という男の子。

 

時期は、主に大学4年生~大学院2年生の

3年間に焦点が当てられています。

 

タイトルからわかる通り、

橋場君が喜嶋先生から

どんなことを教わったのか、

を物語として書かれています。

 

なんでおすすめするのか

□自分の考えと照らし合わせながら読めるから楽しい

 たとえば、どんなところかというと。

 引用↓

 “小学校から高校、そして大学の三年生まで、とにかく課題というのは常に与えられた。僕たちは目の前にあるものに取り組めば良かった。そのときには、気づかなかったけれど、それは本当に簡単なことなのだ。テーブルに並んだ料理を食べるくらい簡単だ。

 ※ここでの僕は、橋場君。

 これは喜嶋先生が課題を与えなかったときの

 橋場君の気づきです。

 

 僕自身、大学院生時代に感じていたことが

 物語としてわかりやすく言語化されてるので、

 読んでて「たしかに、、」みたいに共感できて楽しかったです。

 

 

□「研究とはこういうものだ」というヒントが得られる。

 

著者の森 博嗣さん自身も某大学の助教授です。

言ってしまえば、

森さんの研究に対する考えが、

書かれている(たぶん)ってことです。

 

森さんに代わって喜嶋先生が教えてくれるわけですね。

 

これは、本書を読みながら自分で探した方が絶対いいので、

ここではあえて、引用はしません。

 

ちなみに!

 

橋場君の人生がめちゃめちゃ壮絶

ってこともなく。

はたまた、最後の数ページ衝撃の結末!!

ってこともないので。

 

そういったストーリー性を好む人には向いてないかも。

 

もちろん、大学院進学を考えてる人にもおすすめだし、

大学院進学しなかったけど、もし進学してたとしたら、

どんな人生だったんだろう、、、って人にもおすすめだから、

 

ぜひ、読んでみてね。