"院生"におすすめの小説
最近読んだ小説が面白かったので紹介!!!
しかも、"大学院生"におすすめ。
ちなみに僕は"元理系大学院生"です。
その小説が「喜嶋先生の静かな世界」という小説。
喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/16
- メディア: 文庫
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ページ数は400ページ。
あらすじ
物語の主人公は橋場君という男の子。
時期は、主に大学4年生~大学院2年生の
3年間に焦点が当てられています。
タイトルからわかる通り、
橋場君が喜嶋先生から
どんなことを教わったのか、
を物語として書かれています。
なんでおすすめするのか
□自分の考えと照らし合わせながら読めるから楽しい
たとえば、どんなところかというと。
引用↓
“小学校から高校、そして大学の三年生まで、とにかく課題というのは常に与えられた。僕たちは目の前にあるものに取り組めば良かった。そのときには、気づかなかったけれど、それは本当に簡単なことなのだ。テーブルに並んだ料理を食べるくらい簡単だ。”
※ここでの僕は、橋場君。
これは喜嶋先生が課題を与えなかったときの
橋場君の気づきです。
僕自身、大学院生時代に感じていたことが
物語としてわかりやすく言語化されてるので、
読んでて「たしかに、、」みたいに共感できて楽しかったです。
□「研究とはこういうものだ」というヒントが得られる。
著者の森 博嗣さん自身も某大学の助教授です。
言ってしまえば、
森さんの研究に対する考えが、
書かれている(たぶん)ってことです。
森さんに代わって喜嶋先生が教えてくれるわけですね。
これは、本書を読みながら自分で探した方が絶対いいので、
ここではあえて、引用はしません。
ちなみに!
橋場君の人生がめちゃめちゃ壮絶
ってこともなく。
はたまた、最後の数ページ衝撃の結末!!
ってこともないので。
そういったストーリー性を好む人には向いてないかも。
もちろん、大学院進学を考えてる人にもおすすめだし、
大学院進学しなかったけど、もし進学してたとしたら、
どんな人生だったんだろう、、、って人にもおすすめだから、
ぜひ、読んでみてね。