終末君に会えるなら、ぱらぱぱぱ

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会社を辞めた元理系大学院生ニートのぼやき

僕等はもうブランコに乗れなくなった

ブランコに乗れない。

正確には、僕はもう「ブランコに乗れない」ということに気づいてしまった。

深夜23時に散歩中ブランコを見つけた

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最近は、在宅でパソコンに向き合う時間が多い。一日のほとんどをデスクで過ごしてると言っても過言ではない。

 

そんな僕がとる行動は散歩。散歩はいい。シンプルに座りっぱなしの怠けた体を動かすことができるし、春とも夏とも言えないこの季節は歩いていて気持ちが良く、気分のリフレッシュになる。

 

普段は川沿いを歩くんだけど、今日はちょっと変わった景色が見たくなって、いつもとは違う道を歩いてみた。今の家に住み始めて約半年、この散歩を機に家の近くに公園を発見した。

 

割と大きな公園で、うんてい、鉄棒、砂場、そしてブランコがあった。この公園を発見したときテンションが上がった。なぜなら

 

ブランコめっちゃ乗りたい...

 

と思ったから。

ブランコなんていつぶりだろう?

そんなことを考えてるうちに僕のお尻はすでにブランコにオン。

気温は約20度。ブランコに乗ってユラユラ揺れるのは気持ちがよかった。

 

...

 

.....

 

.........

 

ん?

 

これ大丈夫?と思った。

 

現状を整理する。

 

深夜23時。

25歳、男が

ブランコで揺れてる...

 

 

 

いや、怖すぎぃぃいい!!

 

 

 

僕が第三者として、その光景を目にしたら、恐怖以外の感情は起きないだろう。

 

「え、この人何考えてんの...?」

 

「え、もしかして見えちゃいけないもの見えてる...?」

 

怖すぎである。

 

それに気づいて、飛び出すように僕はブランコから離れた。

これがお昼だったらどうだろう?

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こんな奇行に走ったのにも関わらず、僕のブランコ欲は収まらない。もっと乗りたい...。

 

じゃあ、どうしたら変な目で見られずにブランコに乗れるだろうって考える。

 

夜に乗るからあかんのよね。

つまり、お昼ならOKってこと?

僕はフリーランスでしかも在宅で仕事をしているので、時間と場所に縛られることがない。いつでもブランコに乗れる(悦)。

 

じゃあ!明日はお昼にブランコや!

 

...

 

.....

 

.........

 

ん?

 

平日の昼13時。

25歳、男が

ブランコで揺れてる...

 

 

 

いや、何者ぉぉおおお!?

 

 

「あいつ、絶対ニートやん」

「ブランコ乗ってる暇あったら働けよ」

 

こう思われるに違いない...。

「公園行こうぜ」...とはならない

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うー...厳しい...

 

結局一人だからダメなんだ。

友達とだったら、上記の問題はクリア。

ノープロブレム。堂々とブランコに乗れる(嬉

 

よし、誰かと一緒に...

 

 

...

 

.....いやいや!!

 

「ブランコ乗りに行こうぜ!」なんて誘い文句に誰が乗るねん!!!いまどき小学生でもこんな誘いはしないだろう。

 

このスマホがある時代。YouTubeを見てれば一日があっという間に過ぎ去ってしまうこの時代にブランコて...。ブランコより面白いエンタメが生まれたことを悔やむ瞬間である。

 

僕「A子ちゃん!今度デートしようよ!」

A子「え!いいよ!どこ行く?大阪住んでるしユニバとか行っちゃう!?」

 

僕「いや、えっと、、公園...」

A子「え、講演?誰かの話聞きに行くの?(デートで講演て...引)」

 

僕「いや、パークの方..ブランコ乗りたい」

A子「(何言ってんだコイツ...)」

 

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僕のブランコ欲はミスチルの「Tomorrow never knows」ばりにとどまることを知らないわけですが、策は尽きました。

 

ただ、「かけなくてもよい迷惑はかけるな」をモットーに生きている僕は、誰か人様に恐怖心を与えてまでブランコに乗ろうなどとは考えていません。

 

なので、結論

僕等はもうブランコに乗れなくなった