「独特な感性」ってなんやねん
いま、あいみょんの「君はロックを聴かない」をYouTubeで見てたんだけど、画面左上にでるテロップに「独特な感性で中毒者続出」と書いてあった。
そりゃみんな独特でしょ
アーティストのことを表すときに
「独特の感性」とか
「独特の世界観」とか
よーく書かれているけど、
そりゃ、そーでしょ!!
「独特」って言葉の意味は、
そのものだけが有していること。
らしい。
こんなこと言ったら、元も子もないんだけど、みんな独特でしょ。
誰一人として同じ人はいないわけで...
特にあいみょんのようにテレビに出るような超有名なアーティストは、そりゃ独特に決まってる。
独特じゃない、どこにでもあるようなメロディーに、どこにでもあるような歌詞だったら、売れないのでは?
言葉が見つからないから片付けてるのでは?
この独特の感性とか世界観とかって言葉は、音楽という目には見えないもの、言語化しにくい感情を、どう表現したらいいかわからないから、「独特」という言葉で片づけているだけのように思う。
特に、王道とは外れた、ちょっと一風変わったアーティストの紹介でよく見る..。
テレビ放送局は、別に音楽評論家じゃないし、一言でアーティストの特徴を書くのはとても難しいことだと思うので、しょうがないことだとは思いつつ...。
「そうやって書いておけばOK」みたいに受け取れてしまって、なんだか複雑...。伝えることがお仕事なわけだし...。
尾崎世界観さんの名前の由来
彼のこの「世界観」という名前の由来は...
ライブを見た人に「世界観がいいね」と言われたことで、「曖昧な言葉でなくもっとちゃんとした言葉で言ってほしい」という思いもあり、そう言われないように「世界観」と名乗るようになった
引用記事:https://mantan-web.jp/article/20160327dog00m200030000c.html
これまで、いろいろ自分の考えみたいに書いてきたけど、僕が考えるのはこの尾崎世界観さんの言葉の影響が強い。
メディアの役割のひとつ
僕は音楽とか、アートとか、景色とか、そういったものを見て感じたことを言葉で表現することが苦手。
大半の人が苦手だから、それを言語化する音楽評論家がいて、その役割を担ってるんだと思う。
音楽雑誌なんかみると、アーティストの特徴を言葉たくみに紹介していて、ついそのアーティストの曲を聴きたくなるほど。
テレビというのは誰もがみる超巨大メディアなわけで、アーティストのことを紹介するわけだから、音楽評論家のような役割を担っているのではないかと思う。