なんで男はすっぴんなのが当たり前なんだろう?
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今日、脱毛クリニックのカウンセリングを受けてきた。
「ヒゲの脱毛をしたかったから」
と言いたいところだけど、実は覆面調査の依頼で行っただけ。
カウンセリングの内容はこの2つ。
- 医師からの専門的な説明
- 助手からの料金システムやスケジュールの説明
毛の構造・どういう原理で脱毛をするのか・それによる副作用の危険性など、専門的なことは医師から説明されて、
助手からは、ぼくに合ったコースの料金システムや・予約方法・スケジュールなどの事務的な説明を受けた。
カウンセリング室には、過去に脱毛を受けた人達のインタビューが掲載された冊子が置いてあった。
それは「女性版」と「男性版」に分かれていた。
男性版に書かれていた内容はというと、
- ヒゲが濃いことが悩みだったけど解消されました!
- 朝のヒゲ剃りの時間がなくなりました!
- 痛かったけどスッキリして容姿に自信が持てるようになりました!
とか色々、こんな感じ。
脱毛の主なターゲットは口周りの“ヒゲ”だ。
これは、ぼくも男なので、気持ちがわかる。
毎日剃るのはめんどうだもん。
次に、女性版をみてみると、
- 全身脱毛できました!
- 脇の毛がスッキリしました!
- デリケートゾーンも!
などなど。
当たり前だけど、女性は男性以上に脱毛したい箇所が多い。
脇毛が生えてる男性は普通だけど、女性の場合普通とはならない。
知っていることではあるけど、
時間をかけて何回も通院して(完全脱毛するには平気で1年2年かかる)、
レーザー照射の痛い思いをして、
男性よりお金をかけて、
人に見せたくない箇所をさらして、
その容姿を磨いてるんだなということを気づかされた。
女性が男性よりも容姿を磨くためにお金と時間を投じていることは脱毛に限ったことじゃない。
僕は「女の人は化粧でなんとかなるからいいよなぁー、男はみんなすっぴんで勝負してるのに」なんて考えてたけど、めちゃくちゃ想像力が欠如してるよね、この考え。
てか、別に男の人が化粧することだって、珍しくない。
自分の容姿に自信が持てないのを、自分以外のもののせいにしていたんだなー。
こんな当たり前のことを気づかせてくれた覆面調査依頼主様ありがとう。
なんで男の人はすっぴんなのが当たり前なんだろう?
疑問に思ったので調べてみた。
男性はなぜ普段化粧をしないのか 日本の歴史に見る美意識の変化 - ライブドアニュース
「なぜしなくなったのか。ひと言で申し上げれば近代社会の原理(合理主義)です」と石田さんが言い切る。そして「男女の性別役割分担(ジェンダーロール)を明確に分けた分業体制が近代国家の樹立と運営にとってもっとも都合が良かったためです」と続ける。
明治14年の断髪令で「ざんぎり頭」やサラリーマンスタイルの原型となった髪型が普及。男性は短髪で化粧をせずにズボンを履く一方、女性は長髪を結って化粧をしてスカートを履くようになった。
石田さんが「男性に課された役割である勤労(の結果の納税)のために装飾は不要ということで男性から排除され、男性に養われてシャドウワークを課された女性に化粧が囲い込まれたためです」と解説する。
まとめると、昔はみんな化粧をしていたんだけれど、男性と女性で役割分担をする際に「男性が働くときにズボン履いた方がいいよね。しかも化粧いらなくね?」となったかららしい。
納得できるようで、できない起源だけど、まぁそういうことらしい。
つまりは昔の名残ってことだ。
名残りってのは、良く言えば「温故知新」悪く言えば「思考停止」だ。
昔に確立されたルールがあるから今があるんだけど、昔のルールがすべて今に通用するわけじゃない。
別に今の時代女性が働くことは特別じゃないし、女性が活躍できるように働き方だって改善されてる。
だったら男性と女性で役割がごっちゃになってるんだから、男性が化粧することだって問題ないよね。
世界ってゆーーっくりどんどん便利なほうに楽なほうにプラスの方向に流れる。
化粧で自分を着飾ることは、容姿に自信が持てるようになるだろうし、女性だけでなく男の人にとっても必ずプラスに働くはず。
ただ「男はすっぴんであるのが当たり前」という常識があるだけ。
何十年後かには、当たり前のように男性が化粧をして街を歩くことが当たり前になってるかもね。